偏光フィルム

・偏光フィルムの原理は?
光の反射は様々な角度から目に入ってきます。
この反射角度の多様さが、たとえば水面をギラつかせたり、車のフロントガラスにダッシュボードが映りこんだりさせています。
偏光処理されたフィルムやレンズには、ストライプ状の、光に対するシャッターともいえるものがあり、一方向からの光しか通しません。
これが余計な角度からの反射をシャットアウトして、視線の先にあるものを、鮮明に見ることができるのです。
これが偏光フィルムや偏光レンズの原理です。
・偏光フィルムは液晶画面にも使われている
液晶物質はねじれた状態で、2枚の偏光フィルムに挟み込まれています。
フィルムはそれぞれ、シャッターとなるストライプの向きが交差するように配置されます。
バックライトが発した光は、液晶と偏光フィルムにねじられながら2枚のフィルムを通過します。
この液晶物質は、電圧をかけるとねじれがなくなる性質があるので、直進する光は2枚目のフィルムに遮られてしまいます。
こうして表示のオン・オフが行われ、画像が映し出されます。
このシステムが、電子ビームを画面にぶつけるブラウン管よりも、液晶画面の薄い形状を生み出しているのです。

・偏光フィルムは東急ハンズでも売っている
偏光フィルムは、カメラにも使われてきました。
乱反射を防ぐ性質から、撮影対象をクリアにとらえることができ、コントラストも強調されるので、色合いのはっきりしたきれいな写真が写せます。
反射光の多い、風景などの撮影には、特に有効です。
これは最近主流になりつつある、コンパクト・デジタルカメラにも使える手法です。
けれど、デジカメ用の偏光フィルターは、一万円前後と、なかなかお値段が張ります。
東急ハンズなどで売っている偏光フィルムを買ってきて、携帯ゲーム機用の保護シートを張れば、簡易偏光フィルターが作れます。
旅行などお出かけの前に、ちょっと工作してみてはいかがですか。
・偏光フィルムの価格はどれくらい?
偏光フィルムを生産している代表的な会社には、液晶パネル用では世界の6割というシェアを持つ日東電工があります。
ただ、ここから個人の方が購入するのは、出荷ロットの関係で、難しいでしょう。
一般的で手軽な入手先としては、一枚単位から購入できる、先にあげた東急ハンズなどの小売店があげられます。
価格は10㎝角で100円台、粘着テープ付きのものも、ほとんど変わらない値段で売っています。
インターネットでも、10枚程度から数千円で注文できるところがあります。
低価格で購入できる偏光フィルムの特性を利用した、簡単な実験や万華鏡の制作等、夏休みの自由研究などのテーマにしてみても面白いですよ。

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カテゴリー:偏光フィルムの仕組みとつかいみち